Ren@英語アドバイザー

TOEICや英会話って何から勉強すればいいの?TOEICで700点以上とるための効率的な勉強法は?そんな皆さんの英語に関する疑問や悩みを解決できるようなブログを書いていきます!!!

TOEIC700点突破するにはどうやって勉強したらいいの?レベル別に勉強法を詳しく解説!

こんにちは。Renです。

今回は前回の記事を受けて、実際に各レベルの方がTOEIC700点を突破するにはどうしたらいいのか、勉強法とおススメの参考書について書いていきます。

 

 

ren-blog.hatenablog.jp

 

とはいえ、皆さんのレベル別に勉強法は変わってくるため、

・TOEIC0~400点レベル

TOEIC~400~590点レベル

・TOEIC600点以上のレベル

の3段階に分けて書いていこうと思います!

 

 

1.TOEIC0~400点の人向けの勉強法

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まず、TOEICを受けたことがない、またはTOEICで~400点くらいの点数の方向けにお伝えしていきます。

 

おそらく、英語の勉強を初めて間もない方や、初めてTOEICの試験を受けた大学生が当てはまるのではないでしょうか。

 

このレベルの方は、まず「自分の英語力はどのくらいあるのか」ということと、「今の英語力からTOEIC700点に到達するにはどうしたらよいのか」を深堀していきましょう。

 

闇雲にTOEICの参考書を取り組んでいても点数は上がらないのが現実です。

 

1-1.TOEICはお試しでまず受けてみる

まずこのレベルの中でTOEICを受けた人も受けたことがない人も、一度公式問題集でTOEICの問題に挑戦してみましょう。

 

本番と同じように、最初の45分間をListening、残りの75分間をReadingとし、試してみてください。

 

そして解答をし、取れた点数が今のスタート地点です。

0~400点だとしても、700点には必ず到達できます。

 

※お試しで受けてみる、といっても公式問題集の問題を本番と同じように解くだけでおおよその自分の実力は判断できます。

 

また、点数と間違った箇所によって、TOEICの単語やリスニングに弱いのか、そもそも英語を読み取る、聞き取るなどの英語力がかけているのか判断することができるため、まずは一度公式問題集を解いてみてください。

 

1冊3000円程度なので、先行投資として1冊用意するとよいでしょう。

 

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6

 

 

 

 

 1-2. 英語の基礎はどのくらい身についている?

 

前回の記事でも書きましたが、TOEICは主にビジネスパーソンが会社で使う英語にフォーカスを当てています。

 

しかし、英語の基礎がない場合、いくらTOEIC用の単語を暗記しても700点には到達しないですし、逆に英語の基礎だけあっても同様です。

 

なので、TOEICで0~400点の人は自分の英語の基礎力がどのくらい身についているのか確認するために「英検準2級~2級」の問題を解いてみることをおススメします。

 

英検2級であれば問題に正答でき、解説を読めば意味は分かること、準2級であれば解説と同じように問題について説明できることがベストです。

 

個人個人の方法があると思いますが、これからTOEICを受けようとしているのであれば

中学校の教科書を引っ張り出して勉強しなおすより、英検など点数で可視化できるもので英語力を図るほうがやる気もでてよいかと思います。

 

英検を受験してしまうとお金と時間がかかるので、英検のHPで過去問をダウンロードし解いてみてください。

 

準2級を解いて、解答、解説を読み、難しいと感じた方はそこでSTOP。

簡単だと感じた方は2級の問題を解いてみてください。

 

過去問を解いてみて以下に当てはまる場合は、英語の基礎が身についていないため、TOEICの勉強は少し優先度を下げて、基礎力向上のための勉強を始めましょう。

 

・準2級の語彙の問題でほとんど解けなかった

・準2級、2級の語彙の問題は理解できたが、なぜ正解で不正解なのか説明ができない

・長文読解の問題で英語を読むことが難しく感じる、返り読みをしないと意味が理解できない

 

これらに当てはまる場合、単語、もしくは文法で基礎が抜けているはずなので

一日数時間を基礎勉強に費やしてから、そのうえでTOEICの単語学習や公式問題集に取り組むのがよいと思います。

 

1-3. 英語の基礎勉強ってどうやってやるの?

 

とはいえ、英語の基礎勉強っていったい何から始めたらいいの?と思う方もいるかもしれません。

 

ここで、おススメの勉強法と、逆にやってはいけない勉強法をそれぞれご紹介しますので、参考にしていただければと思います。

 

おススメの勉強法:英語の文法書を購入し、1冊読み切る

まずは、書店もしくはインターネットで、評判の高い文法書を買って1冊やり切ってみてください。

 

0~400点の方のほとんどは単語の意味が読み取れない、という場合よりも英文法の知識がなく英語を"読む"ための基礎力がかけているのがほとんどです。

ここで「単語さえ知っていれば文法を知らなくても問題は解けるのでは」と思う方もいると思います。(私もそう思っていました)

 

しかし、どれだけ多くの単語を知っていても、文法の知識がなければ次に来る単語を予想できなかったり、なんとなくで分かった気になってしまうのです。そして実際に訳した日本語をよむと「真逆の意味で訳していた…!」と落ち込んでしまいます。

 

逆に言うと、文法を学ぶ過程で自動詞や他動詞の違いなどの品詞構造についても知ることができるため、単語の意味を知らなくても「名詞を修飾する単語だから形容詞だな」と類推して答えを導くことが可能になります。

 

なので、一見回り道に見えますが、最終的なゴールには最も確実にたどり着ける方法なので、ぜひ文法書を買って1冊読破目指しましょう。

 

おススメは『English Grammar in Use』ですが、すべて英語で書かれているため、最初に取り組もうとすると挫折する可能性が高いです。

 

なので、『一億人の英文法シリーズ』が個人的にはおススメです。

一億人の英文法シリーズは、文法書と大学入試レベルの問題集がそれぞれ販売されているため、文法書で理解した後に問題集で復習ができるので、最初に勉強する方はこの二冊で十分です。

 

 

一億人の英文法問題集 大学入試対策編 (東進ブックス)

一億人の英文法問題集 大学入試対策編 (東進ブックス)

  • 作者:井上 洋平
  • 発売日: 2013/09/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

まず上の1冊の内容を他人に説明できるレベルになった後、問題集を解いてみてください。そのあとにTOEICの公式問題集を解けば、きっと以前にはなかった発想で問題が解けるようになっていると思います。

 

再度公式問題集の問題を解いて、

・リスニングがどうしてもわからない

・単語の意味が分からないものが多い

 

という場合は、公式問題集での復習+TOEICの単語帳での勉強にシフトしていきましょう。

 

こちらの方法については別途詳しくお伝えしていきます!

 

おススメしない勉強法:「〇か月で700点突破」のようなうたい文句の入った参考書を複数買って勉強する

まず、書店でよく見かける「3週間でTOEIC600点」というようなフレーズのタイトルの参考書は買わないほうがいいです。

 

なぜかというと、こういった系統の参考書は記載されている問題の質が悪かったり、実際に出てくる問題ではなく、TOEICを受験した英語講師の方がオリジナルで考案した問題であることが多いです。

 

また、小手先の技術を勉強して目標の点数に到達するほど英語学習は甘くないです。

 

私もこの事実に気づいておらず、大学生当時はこの類の参考書で勉強していました。

しかし、すべて問題を解き終え、自信満々に受けたTOEICでは点数が下がったのを覚えています。

 

そうして、「自分の勉強法は間違っているのか…?」と気づき学習法について調べたら

うたい文句の付いた参考書では点数は上がらない、と多くの方が指摘していました。

 

※これはあくまで主観のため、実際に点数が上がった!というケースはあるかと思います。

言語学習において、回り道ほど良い道はありません。

迷ったときは厳しい道を選ぶようにすれば間違いなく目標にたどり着けるはずです。

 

少し追加で、おススメしない勉強法をもう一点。

 

参考書を複数買って、1周したら次の参考書に移る方も多くいます。

「あの参考書がおススメされているから…」「弱点を克服するのに1冊では不安で…」

その気持ちはとてもよく理解できるのですが、1周しただけでは不十分な場合が多いです。

 

公式問題集なんかは特にそうで、1度テストして解答し追わったら終わり、で勉強していても英語力は身に付きません。

 

最低でも一つのセットを3周はして、どの問題が理解できないのか、なぜほかの選択肢は不正解なのか、問題文の品詞構造はどうなっているのか、読めない単語はなかったか…

 

などなど、注目すればするほどわからないところ=お宝が至るところに隠れています。

 

参考書を1度解いて満足してしまっている人がもしいたら、最低でも3回は同じ問題を解くようにしましょう。

 

「答えを覚えてしまっている」という場合は、

・正解と不正解箇所の解説を、解説書通りに説明できるか

・選択肢を隠して問題を解けるか

などなど、工夫して解いてみることで、問題文の傾向や長文に出てくる慣用句が暗記できてくると思います。

 

2. TOEIC400~590点レベルの人向け勉強法

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次に、400点~590点レベルの人についてですが、一度公式問題集を解いた後であれば

自分の弱点が何なのか把握できたかと思います。

 

そして、TOEIC700以上を取得するには、それぞれで350点以上をとるか、リスニングパートで400点以上、リーディングで300点以上をとるかのパターンになります。

 

なので、もしリーディングパートで300点以下の方は、徹底的にリーディングを鍛えていきましょう。

より具体的に言うと、「英語を早く、正確に読む力」を向上させていきます。

なので、TOEIC以外のリーディング教材も積極的に活用していくとなおよし、です。

 

リーディングを強化していく方におススメなのは「スラッシュリーディング」です。

 

スラッシュリーディングとは、簡単にいうと、文と文との間に「/」スラッシュを入れていき、返り読みせずに分割したかたまりごとに訳していくように矯正する方法です。

 

試しに、以下の分を読んでみましょう。

 

Although a large number of employees want to take vacations over the New Year season, we are only able to give 20 employees time off this year.

 

この文を訳すと、

「年始に休暇が欲しい従業員が多いが、今年は20名のみ休暇を取ることができます」

 

という意味になります。

 

この文を読む際に、「over the New Year seasonに休暇を取りたい…多くの従業員が…今年は20名のみ可能…Althoughだから逆説だな…」

と呼んでしまうのが返り読みです。これをしてしまうと英文を読むのに体力がいりますし、時間がかかってしまうのでTOEICの長文パートを全問解けなくなってしまいます。

 

スラッシュリーディングを使うと、

Although (~だが)/ a large number of employees (多くの従業員が)/ want to take vacations (休暇を取りたい)/ over the New Year season, (年始に)/ we are only able to (私たちは~のみ可能)/ 20 employees time off (20名の休暇)/ this year.(今年は)

 

という風に、かたまりごとにそのままの語順で解いていきます。日本語に訳すと奇妙な感じになりますが、TOEICの英文読解についてはいかに早く読めるかが重要です。

 

これはネイティブと同じ読み方を真似しているため、この方法で慣れていけば英文を読むスピードも必然的に早くなります。より慣れてきた場合は、単語を日本語に訳さずそのまま意味を理解できるようになると確実にリーディングパートの点数は上がっていきます。

 

また、Althoughなどのように文の状態を表す単語は分の先頭に出てきます。Furthermore(さらに)のような副詞や、When(いつ)、Where(どこ)のように疑問文を表すのもすべて「文頭」です。

 

この法則を覚えているだけで英文が非常に読みやすくなるだけでなく、リスニングにも効果のある方法なのでぜひ実践してみてください。

 

 

3. TOEIC600点以上のレベルの人向け勉強法

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 では、最後にTOEIC600点以上の方向けの勉強方法についてお伝えします。

これは私にも当てはまるのですが、「自分の弱点は何なのか」TOEICでもそうですが、さらに英語全体でとらえていく必要があります。

 

なぜかというと、600点以上の方の場合、ある程度の語彙力があり、英語の知識自体は高校卒業レベル(少し勉強して英検2級に合格できるくらいのレベル)までは到達している場合がほとんどだからです。

 

ただ、苦手が何によるかでどのように対策をとるか変わってきますので、以下に当てはまる方はその対策を合わせて確認してみてください。

 

①リスニング、特にPart3、Part4の長文のリスニングが苦手(明らかに誤答数が多い)

②リーディング、Part5、6での誤答が多い

③Part7での誤答が多く、時間内に解けなかった問題が10問以上ある

 

当てはまる対策方法は以下になります。

 

①:公式問題集のリスニング問題の解説を読みながらシャドーイングをしてみる

リスニングが聞き取れない、という方は、多くの場合

・英語の発音についての知識がない

・どこに重要語句が来るかあたりをつけられない

のどちらかになるかと思います。特に、Part3,4の場合は長い文章を聞き取るだけでなく、選択肢に当てはまるものを記憶しておく必要があります。

 

これを「リテンション」ともいうのですが、聞いたそばからなんの話題だったかを忘れてしまうような場合は、英語のリスニングの練習が足りないのかもしれません。

 

もし上の状態が当てはまる人で「待ってください、たくさん英語を聞くようにしてます」という方は聞いているだけで意味までを聞き取れていないのだと思います。

 

そういった方にはシャドーイングという勉強方法がおススメなので、今日からぜひただのリスニングからシャドーイングに切り替えましょう。

 

シャドーイング、とは名前の通り、影のようにリスニング音声を追っていくように口に出すだけです。

 

オウムやカエルの合唱のようなイメージです。

これを公式問題集の問題でやってみましょう。まずは何も見ずに1回。次は音声を止めながら通しで1回。2回やってみると、「この部分なんか聞き取れないな」と思う箇所が出てくるかと思います。

 

3回目は解説のリスニング本文を読んだ後に、その文章を読みながらもう一度読みましょう。時間があれば数回読んだ後、本文を見ずにシャドーイングをもう一度。

 

そうすると自分の聞き取れなかった箇所がどのように発音されていたのか分かるので、ただリスニングの問題を解くよりは確実に力になります。

リスニング力の向上は「シャドーイング」と頭に入れ、少しでも聞き取れなかった問題はぜひやってみてください。

 

②:TOEIC専門の単語帳と文法書をやりこむ

②が顕著に表れる人は、おそらく英語を読むのにもそれほど苦労していないのではと思います。が、Part5,6で得点できない場合は語彙力か文法がきちんと身についていない場合がほとんどです。

 

Part5~6で15問~20問以上ミスをしてしまう、もしくはPart5で確実に10問以上ミスがある、という場合は自分がまずどういった問題でミスをしてしまっているのか分析しましょう。

 

そうすると、品詞を選ぶ問題なのか、単語の意味を問う問題なのか、おおよその見当はつくはずです。

 

もしあなたが品詞を問う問題で多く間違う、という場合は主語に対する動詞が単数なのか複数なのか、また受動態なのか能動態なのか、といった文法知識が弱いのだと思います。

 

とはいえ、600点以上取っているのであれば、一からやり直すのはかえって非効率なのでTOEICで多用される文法が収録されたTOEIC用の参考書を買ってやりこむのがよいです。

 

そして、単語の意味が分からず間違う場合は明らかに語彙力不足なので、TOEICの単語帳を使うのはもちろんですが、日ごろから英文を読む習慣をつけると語彙力が身についてくると思います。

 

おススメは『Japan times』です。こちらはオンラインで日本や海外のニュースを無料で読むことのできるサイトなので、時間のある時に新聞を読む感覚で使うのがよいでしょう。

 

 

③:スラッシュリーディングと長文を読むのに慣れる

Part7で問題を解けないままテストが終わってしまうかたは、多くの場合間違えたくない一心で丁寧に英文を読んでいる傾向があります。

 

この「丁寧に」というのは、決してざっくり意味さえ分かれば飛ばし読みしてよい、というわけではありません。むしろ近年のTOEICはPart6でも全文読まないと誤答してしまう問題が増えているので、いかに早く全文読めるか、に焦点を置く必要があります。

 

英語の長文を早く、正確に読むためには、コツがいります。

まずは、TOEICの問題として、一つのパッセージに対して2~5問の問題とA~Dまでの選択肢がありますよね。

そして、問題の傾向として

・○○さんはこの後何をするか、このメールの目的は何か

・○○、という単語に似た意味を持つ単語はどれか

・文から推測できる内容はどれか

・~という英文が当てはまるのはA~Dのうちどれか

 

というような選択肢になっています。この中で、

・○○さんはこの後何をするか、このメールの目的は何か

・○○、という単語に似た意味を持つ単語はどれか

というものについては、先に問題を読むことで、いち早く問題を解くことができるため、私はまず本文の前にすべての問題文を読むことをおススメしています。

 

そして、問題はほとんど上から順にリンクしているため、最初の問題は本文の第一段落に、最後の問題は本文すべて読んだ後、もしくは本文の後半に書いてあることが多いです。

 

そういったTOEICのコツが、Part7には不可欠でありますが、同時に英語の長文をいかに早く正確に読めるかがカギとなってきます。

 

これについては、「英語を英語のまま訳して読む」ことが一番です。

 

いうのは簡単ですが、これには多くの英文を読み込み練習しないとうまくできないと思いますので、そういった意味でTOEIC以外も英文を読む習慣をつけることが非常に重要です。

 

ただ、先ほど述べた「問題と本文の位置はリンクしている」という法則があれば、問題を先に読む、段落ごとに読んで正解を選ぶ

 

といったように必要な箇所が見つかれば後はスキップして先に進むやり方で時間を短縮できますので、Part7については「コツ×英語のまま訳して読む」を意識して対策していきましょう!

 

4.まとめ

 

いかがでしたか?

レベル別の勉強法でしたが、まとめると

~600点の人は英語の基礎を文法+単語からスタート

600点~の人は弱点を分析して自分に合った対策を練る

が正攻法となります。私は長文とPart5の正答率が弱いため金フレ(単語帳)で語彙力強化、精読とでる1000(文法書)を使って文法について勉強しています。

 

私の記事を読んで一人でも多く英語に興味を持っていただければとてもうれしいです!

 

私も自己ベストを更新できるように頑張りますので一緒に頑張っていきましょう!