Ren@英語アドバイザー

TOEICや英会話って何から勉強すればいいの?TOEICで700点以上とるための効率的な勉強法は?そんな皆さんの英語に関する疑問や悩みを解決できるようなブログを書いていきます!!!

社会人でもTOEIC700点があれば転職に役立つ?700点を求める企業の求人を調べてみた

こんにちは。英語の独学を全国民に広めたいRenです。

 

今日は、社会人の皆様向けに、「転職にTOEICって有利なの?」「700点以上でどんな求人に有利なの?」といった疑問にお答えする記事を書いていこうと思います。

 

結論だけ言うと以下の2点です。

 

・TOEIC700点のレベルだと外資系や専門的な職種や800点以上を募集要件としている企業には評価されない

 

・ただ一定の英語力があるアピールにはなるので、英語×○○の○○次第でもある

 

どちらにせよ、TOEIC700点では満足できませんが、十分アピールできるレベルだといえます。

 

これから有利な資格取得のためにTOEIC700点を目指している、またはTOEIC700点以上をとった場合就職・転職に効果があるのか気になる、といった方は以下の詳しい記事をチェックしてみてください。

 

~疑問~

・TOEIC700点の位置づけ

・TOEIC700点は就職、転職のアピール対象になるのか

・700点以上と700点以下の場合だとどのくらい影響するのか

 

 

 

TOEIC700点の位置づけ

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今、日本の企業の中でグローバル化という言葉を聞かない日はないのではないでしょうか。たとえ目立った学歴や実績がなくても「英語ができる」というだけでよい評価をもらえるのは、多くの場合日本企業だけかもしれません。

 

しかも、ほとんどの企業で「グローバル化」するために英語力のある人材を集めたい、と思っていても社内に英語ができる人がいなければ英語力を客観的に評価する方法がない、といったことがあり得ます。

 

そういったケースを解決する最も効率的な方法がTOEICなどの資格を持っていること、もしくは外資系での勤務や海外留学などの経験です。

 

しかし、英語力が全くない状態で海外留学をしたり、外資系企業での勤務をするのはハードルが高いですよね。

 

なので、まずは英語の資格を取得しアピールすることで自分の選択肢を広げることは大いに可能だと思っています。

 

なかでも、TOEIC700点というと、990点満点中なので、受験者の約3割程度とされています。

(2021年3月21日のTOEICでは、53539人が受験し、そのうちの4941人が695点以上、約33%の点数だったようです)

 

参考:

平均スコア・スコア分布 詳細 (第265回)|TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料|【公式】TOEIC Program|IIBC

 

これらの情報を見る限り、TOEIC700点以上の社会人は「英語の専門性が高い」とは言えないかもしれませんが、「一定の英語力がある」とアピールすることはできるレベルと言えます。

 

TOEIC700点は就職、転職のアピール対象になるのか

 

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では、実際にTOEIC700点以上を持っていれば、就職や転職のアピール対象となるのでしょうか。

 

結論として、TOEIC700点相当の英語力を持っていることを証明できれば、十分に就職や転職のアピール材料になります。

 

理由としては、TOEIC700点は、専門性の高い文章や、全く関心のないOR知識を持っていない分野の文章でなければ読んだり聞いたりすることができ、自分の身の回りのことについて話すことや書くことができるレベルだからです。

 

つまり、読む、書く、話す、聞くの4つのスキルがTOEIC700点相当である人材を企業は求めています。

 

これは私の体験ですが、在学時にTOEIC785点を取得し、就職面接の際、英語を使うホテル系の仕事では「即戦力なのでぜひ来てほしい」と目をかけてもらえたり、英語を使う企業でなくともTOEIC785点をどうやって取得したのか、そこに至るまでのプロセスを評価していただいたりしました。

 

逆に言うと、「TOEIC785点なんて使い物にならない」と思っていたのは自分だけでした。

 

皆さんの場合は、これから英語の勉強を始める方もいれば、学びなおす人もいるかと思いますが、就職&転職にTOEICを活かすのであれば「英語×○○」も意識するとよいです。

 おすすめは、英語×ITや、英語×会計などですよね。

これ以外にも英語×営業だったり、業種ではなく英語×人間力で就職の際にアピールできれば高い評価を得られそうですよね。

 

「言語はツール」とはよく言ったもので、料理でいう調味料のようなものなのです。

 

どれだけ素晴らしい調味料を作ったとしても、調味料だけではレストランは開けないどころか、誰にも食べてもらえないかもしれません。

 

そこに調味料を使いこなすシェフがいて、調味料によって輝く食材があるからこそ料理はたくさんの人に食べてもらえるように、TOEIC900点あります。ほかに努力したことは何もありません。ではアピールにはならないのです。

 

TOEIC700点はあなたを活かす調味料になりますが、英語力によって輝くあなたの魅力は何なのか?も一緒に考え、磨いてみてください。

 

700点以上と700点以下の場合だとどのくらい影響するのか

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次に、700点以上を取得した場合と、700点以下の場合に、就職や転職にどのくらい影響するのか、という点ですが、企業の中にはTOEICの○○点以上が応募者に必須」と事前に提示している企業が多く、そういった企業に就職、転職するためには何が何でも求められている点数を取得しなければなりません。

 

そういった意味では、よりハイレベルな求人に応募するために、700点以上あれば応募できる求人が増え、逆に700点以下だと応募したくてもできないようなケースが多くなるかと思います。

 

例えば、見る求人サイトにもよりますが、TOEIC600点代で検索すると、「英語を活かした事務や経理」など、英文の読み書き程度をやってくれる人を募集する求人や、すでにもっているITなどの専門知識に加え、TOEICの点数があれば歓迎します、といった状況です。

 

700点以上になると、通訳、翻訳や医療系のテクニカルライター、塾講師などより専門性の高い職種になっている印象を受けます。

 

600点代でも「英語を勉強しているんだな」と好感触を持ってくれる企業はあると思います。しかし、実際に英語を仕事で使いたい、場合は600点代では全く評価されないと思います。

 

700点以上となると、英語力を必要としている企業や、海外営業など、専門的に英語力を使って仕事をする機会が増えていきますので、600点を狙うより確実に700点以上をとるべきです。

 

TOEIC700点取得のための勉強計画の立て方については、以前書いた記事に詳細を書いてますので読んでみるとイメージがつかめると思います!

 

まとめ

 

いかがでしたか?

TOEIC700点がどのように転職や就職に影響がでるか、について調べてみましたが結論募集要件に書いてある以上のTOEICの点数が必要ということがはっきりしましたね。

 

漠然とTOEICの勉強をする前に、まずは自分の転職・就職したい企業について調べてから目標点数を決めるほうがモチベーションも高く保てそうですね。

 

以上、ご一読ありがとうございました! 

TOEIC700点突破するにはどうやって勉強したらいいの?レベル別に勉強法を詳しく解説!

こんにちは。Renです。

今回は前回の記事を受けて、実際に各レベルの方がTOEIC700点を突破するにはどうしたらいいのか、勉強法とおススメの参考書について書いていきます。

 

 

ren-blog.hatenablog.jp

 

とはいえ、皆さんのレベル別に勉強法は変わってくるため、

・TOEIC0~400点レベル

TOEIC~400~590点レベル

・TOEIC600点以上のレベル

の3段階に分けて書いていこうと思います!

 

 

1.TOEIC0~400点の人向けの勉強法

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まず、TOEICを受けたことがない、またはTOEICで~400点くらいの点数の方向けにお伝えしていきます。

 

おそらく、英語の勉強を初めて間もない方や、初めてTOEICの試験を受けた大学生が当てはまるのではないでしょうか。

 

このレベルの方は、まず「自分の英語力はどのくらいあるのか」ということと、「今の英語力からTOEIC700点に到達するにはどうしたらよいのか」を深堀していきましょう。

 

闇雲にTOEICの参考書を取り組んでいても点数は上がらないのが現実です。

 

1-1.TOEICはお試しでまず受けてみる

まずこのレベルの中でTOEICを受けた人も受けたことがない人も、一度公式問題集でTOEICの問題に挑戦してみましょう。

 

本番と同じように、最初の45分間をListening、残りの75分間をReadingとし、試してみてください。

 

そして解答をし、取れた点数が今のスタート地点です。

0~400点だとしても、700点には必ず到達できます。

 

※お試しで受けてみる、といっても公式問題集の問題を本番と同じように解くだけでおおよその自分の実力は判断できます。

 

また、点数と間違った箇所によって、TOEICの単語やリスニングに弱いのか、そもそも英語を読み取る、聞き取るなどの英語力がかけているのか判断することができるため、まずは一度公式問題集を解いてみてください。

 

1冊3000円程度なので、先行投資として1冊用意するとよいでしょう。

 

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6

 

 

 

 

 1-2. 英語の基礎はどのくらい身についている?

 

前回の記事でも書きましたが、TOEICは主にビジネスパーソンが会社で使う英語にフォーカスを当てています。

 

しかし、英語の基礎がない場合、いくらTOEIC用の単語を暗記しても700点には到達しないですし、逆に英語の基礎だけあっても同様です。

 

なので、TOEICで0~400点の人は自分の英語の基礎力がどのくらい身についているのか確認するために「英検準2級~2級」の問題を解いてみることをおススメします。

 

英検2級であれば問題に正答でき、解説を読めば意味は分かること、準2級であれば解説と同じように問題について説明できることがベストです。

 

個人個人の方法があると思いますが、これからTOEICを受けようとしているのであれば

中学校の教科書を引っ張り出して勉強しなおすより、英検など点数で可視化できるもので英語力を図るほうがやる気もでてよいかと思います。

 

英検を受験してしまうとお金と時間がかかるので、英検のHPで過去問をダウンロードし解いてみてください。

 

準2級を解いて、解答、解説を読み、難しいと感じた方はそこでSTOP。

簡単だと感じた方は2級の問題を解いてみてください。

 

過去問を解いてみて以下に当てはまる場合は、英語の基礎が身についていないため、TOEICの勉強は少し優先度を下げて、基礎力向上のための勉強を始めましょう。

 

・準2級の語彙の問題でほとんど解けなかった

・準2級、2級の語彙の問題は理解できたが、なぜ正解で不正解なのか説明ができない

・長文読解の問題で英語を読むことが難しく感じる、返り読みをしないと意味が理解できない

 

これらに当てはまる場合、単語、もしくは文法で基礎が抜けているはずなので

一日数時間を基礎勉強に費やしてから、そのうえでTOEICの単語学習や公式問題集に取り組むのがよいと思います。

 

1-3. 英語の基礎勉強ってどうやってやるの?

 

とはいえ、英語の基礎勉強っていったい何から始めたらいいの?と思う方もいるかもしれません。

 

ここで、おススメの勉強法と、逆にやってはいけない勉強法をそれぞれご紹介しますので、参考にしていただければと思います。

 

おススメの勉強法:英語の文法書を購入し、1冊読み切る

まずは、書店もしくはインターネットで、評判の高い文法書を買って1冊やり切ってみてください。

 

0~400点の方のほとんどは単語の意味が読み取れない、という場合よりも英文法の知識がなく英語を"読む"ための基礎力がかけているのがほとんどです。

ここで「単語さえ知っていれば文法を知らなくても問題は解けるのでは」と思う方もいると思います。(私もそう思っていました)

 

しかし、どれだけ多くの単語を知っていても、文法の知識がなければ次に来る単語を予想できなかったり、なんとなくで分かった気になってしまうのです。そして実際に訳した日本語をよむと「真逆の意味で訳していた…!」と落ち込んでしまいます。

 

逆に言うと、文法を学ぶ過程で自動詞や他動詞の違いなどの品詞構造についても知ることができるため、単語の意味を知らなくても「名詞を修飾する単語だから形容詞だな」と類推して答えを導くことが可能になります。

 

なので、一見回り道に見えますが、最終的なゴールには最も確実にたどり着ける方法なので、ぜひ文法書を買って1冊読破目指しましょう。

 

おススメは『English Grammar in Use』ですが、すべて英語で書かれているため、最初に取り組もうとすると挫折する可能性が高いです。

 

なので、『一億人の英文法シリーズ』が個人的にはおススメです。

一億人の英文法シリーズは、文法書と大学入試レベルの問題集がそれぞれ販売されているため、文法書で理解した後に問題集で復習ができるので、最初に勉強する方はこの二冊で十分です。

 

 

一億人の英文法問題集 大学入試対策編 (東進ブックス)

一億人の英文法問題集 大学入試対策編 (東進ブックス)

  • 作者:井上 洋平
  • 発売日: 2013/09/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

まず上の1冊の内容を他人に説明できるレベルになった後、問題集を解いてみてください。そのあとにTOEICの公式問題集を解けば、きっと以前にはなかった発想で問題が解けるようになっていると思います。

 

再度公式問題集の問題を解いて、

・リスニングがどうしてもわからない

・単語の意味が分からないものが多い

 

という場合は、公式問題集での復習+TOEICの単語帳での勉強にシフトしていきましょう。

 

こちらの方法については別途詳しくお伝えしていきます!

 

おススメしない勉強法:「〇か月で700点突破」のようなうたい文句の入った参考書を複数買って勉強する

まず、書店でよく見かける「3週間でTOEIC600点」というようなフレーズのタイトルの参考書は買わないほうがいいです。

 

なぜかというと、こういった系統の参考書は記載されている問題の質が悪かったり、実際に出てくる問題ではなく、TOEICを受験した英語講師の方がオリジナルで考案した問題であることが多いです。

 

また、小手先の技術を勉強して目標の点数に到達するほど英語学習は甘くないです。

 

私もこの事実に気づいておらず、大学生当時はこの類の参考書で勉強していました。

しかし、すべて問題を解き終え、自信満々に受けたTOEICでは点数が下がったのを覚えています。

 

そうして、「自分の勉強法は間違っているのか…?」と気づき学習法について調べたら

うたい文句の付いた参考書では点数は上がらない、と多くの方が指摘していました。

 

※これはあくまで主観のため、実際に点数が上がった!というケースはあるかと思います。

言語学習において、回り道ほど良い道はありません。

迷ったときは厳しい道を選ぶようにすれば間違いなく目標にたどり着けるはずです。

 

少し追加で、おススメしない勉強法をもう一点。

 

参考書を複数買って、1周したら次の参考書に移る方も多くいます。

「あの参考書がおススメされているから…」「弱点を克服するのに1冊では不安で…」

その気持ちはとてもよく理解できるのですが、1周しただけでは不十分な場合が多いです。

 

公式問題集なんかは特にそうで、1度テストして解答し追わったら終わり、で勉強していても英語力は身に付きません。

 

最低でも一つのセットを3周はして、どの問題が理解できないのか、なぜほかの選択肢は不正解なのか、問題文の品詞構造はどうなっているのか、読めない単語はなかったか…

 

などなど、注目すればするほどわからないところ=お宝が至るところに隠れています。

 

参考書を1度解いて満足してしまっている人がもしいたら、最低でも3回は同じ問題を解くようにしましょう。

 

「答えを覚えてしまっている」という場合は、

・正解と不正解箇所の解説を、解説書通りに説明できるか

・選択肢を隠して問題を解けるか

などなど、工夫して解いてみることで、問題文の傾向や長文に出てくる慣用句が暗記できてくると思います。

 

2. TOEIC400~590点レベルの人向け勉強法

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次に、400点~590点レベルの人についてですが、一度公式問題集を解いた後であれば

自分の弱点が何なのか把握できたかと思います。

 

そして、TOEIC700以上を取得するには、それぞれで350点以上をとるか、リスニングパートで400点以上、リーディングで300点以上をとるかのパターンになります。

 

なので、もしリーディングパートで300点以下の方は、徹底的にリーディングを鍛えていきましょう。

より具体的に言うと、「英語を早く、正確に読む力」を向上させていきます。

なので、TOEIC以外のリーディング教材も積極的に活用していくとなおよし、です。

 

リーディングを強化していく方におススメなのは「スラッシュリーディング」です。

 

スラッシュリーディングとは、簡単にいうと、文と文との間に「/」スラッシュを入れていき、返り読みせずに分割したかたまりごとに訳していくように矯正する方法です。

 

試しに、以下の分を読んでみましょう。

 

Although a large number of employees want to take vacations over the New Year season, we are only able to give 20 employees time off this year.

 

この文を訳すと、

「年始に休暇が欲しい従業員が多いが、今年は20名のみ休暇を取ることができます」

 

という意味になります。

 

この文を読む際に、「over the New Year seasonに休暇を取りたい…多くの従業員が…今年は20名のみ可能…Althoughだから逆説だな…」

と呼んでしまうのが返り読みです。これをしてしまうと英文を読むのに体力がいりますし、時間がかかってしまうのでTOEICの長文パートを全問解けなくなってしまいます。

 

スラッシュリーディングを使うと、

Although (~だが)/ a large number of employees (多くの従業員が)/ want to take vacations (休暇を取りたい)/ over the New Year season, (年始に)/ we are only able to (私たちは~のみ可能)/ 20 employees time off (20名の休暇)/ this year.(今年は)

 

という風に、かたまりごとにそのままの語順で解いていきます。日本語に訳すと奇妙な感じになりますが、TOEICの英文読解についてはいかに早く読めるかが重要です。

 

これはネイティブと同じ読み方を真似しているため、この方法で慣れていけば英文を読むスピードも必然的に早くなります。より慣れてきた場合は、単語を日本語に訳さずそのまま意味を理解できるようになると確実にリーディングパートの点数は上がっていきます。

 

また、Althoughなどのように文の状態を表す単語は分の先頭に出てきます。Furthermore(さらに)のような副詞や、When(いつ)、Where(どこ)のように疑問文を表すのもすべて「文頭」です。

 

この法則を覚えているだけで英文が非常に読みやすくなるだけでなく、リスニングにも効果のある方法なのでぜひ実践してみてください。

 

 

3. TOEIC600点以上のレベルの人向け勉強法

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 では、最後にTOEIC600点以上の方向けの勉強方法についてお伝えします。

これは私にも当てはまるのですが、「自分の弱点は何なのか」TOEICでもそうですが、さらに英語全体でとらえていく必要があります。

 

なぜかというと、600点以上の方の場合、ある程度の語彙力があり、英語の知識自体は高校卒業レベル(少し勉強して英検2級に合格できるくらいのレベル)までは到達している場合がほとんどだからです。

 

ただ、苦手が何によるかでどのように対策をとるか変わってきますので、以下に当てはまる方はその対策を合わせて確認してみてください。

 

①リスニング、特にPart3、Part4の長文のリスニングが苦手(明らかに誤答数が多い)

②リーディング、Part5、6での誤答が多い

③Part7での誤答が多く、時間内に解けなかった問題が10問以上ある

 

当てはまる対策方法は以下になります。

 

①:公式問題集のリスニング問題の解説を読みながらシャドーイングをしてみる

リスニングが聞き取れない、という方は、多くの場合

・英語の発音についての知識がない

・どこに重要語句が来るかあたりをつけられない

のどちらかになるかと思います。特に、Part3,4の場合は長い文章を聞き取るだけでなく、選択肢に当てはまるものを記憶しておく必要があります。

 

これを「リテンション」ともいうのですが、聞いたそばからなんの話題だったかを忘れてしまうような場合は、英語のリスニングの練習が足りないのかもしれません。

 

もし上の状態が当てはまる人で「待ってください、たくさん英語を聞くようにしてます」という方は聞いているだけで意味までを聞き取れていないのだと思います。

 

そういった方にはシャドーイングという勉強方法がおススメなので、今日からぜひただのリスニングからシャドーイングに切り替えましょう。

 

シャドーイング、とは名前の通り、影のようにリスニング音声を追っていくように口に出すだけです。

 

オウムやカエルの合唱のようなイメージです。

これを公式問題集の問題でやってみましょう。まずは何も見ずに1回。次は音声を止めながら通しで1回。2回やってみると、「この部分なんか聞き取れないな」と思う箇所が出てくるかと思います。

 

3回目は解説のリスニング本文を読んだ後に、その文章を読みながらもう一度読みましょう。時間があれば数回読んだ後、本文を見ずにシャドーイングをもう一度。

 

そうすると自分の聞き取れなかった箇所がどのように発音されていたのか分かるので、ただリスニングの問題を解くよりは確実に力になります。

リスニング力の向上は「シャドーイング」と頭に入れ、少しでも聞き取れなかった問題はぜひやってみてください。

 

②:TOEIC専門の単語帳と文法書をやりこむ

②が顕著に表れる人は、おそらく英語を読むのにもそれほど苦労していないのではと思います。が、Part5,6で得点できない場合は語彙力か文法がきちんと身についていない場合がほとんどです。

 

Part5~6で15問~20問以上ミスをしてしまう、もしくはPart5で確実に10問以上ミスがある、という場合は自分がまずどういった問題でミスをしてしまっているのか分析しましょう。

 

そうすると、品詞を選ぶ問題なのか、単語の意味を問う問題なのか、おおよその見当はつくはずです。

 

もしあなたが品詞を問う問題で多く間違う、という場合は主語に対する動詞が単数なのか複数なのか、また受動態なのか能動態なのか、といった文法知識が弱いのだと思います。

 

とはいえ、600点以上取っているのであれば、一からやり直すのはかえって非効率なのでTOEICで多用される文法が収録されたTOEIC用の参考書を買ってやりこむのがよいです。

 

そして、単語の意味が分からず間違う場合は明らかに語彙力不足なので、TOEICの単語帳を使うのはもちろんですが、日ごろから英文を読む習慣をつけると語彙力が身についてくると思います。

 

おススメは『Japan times』です。こちらはオンラインで日本や海外のニュースを無料で読むことのできるサイトなので、時間のある時に新聞を読む感覚で使うのがよいでしょう。

 

 

③:スラッシュリーディングと長文を読むのに慣れる

Part7で問題を解けないままテストが終わってしまうかたは、多くの場合間違えたくない一心で丁寧に英文を読んでいる傾向があります。

 

この「丁寧に」というのは、決してざっくり意味さえ分かれば飛ばし読みしてよい、というわけではありません。むしろ近年のTOEICはPart6でも全文読まないと誤答してしまう問題が増えているので、いかに早く全文読めるか、に焦点を置く必要があります。

 

英語の長文を早く、正確に読むためには、コツがいります。

まずは、TOEICの問題として、一つのパッセージに対して2~5問の問題とA~Dまでの選択肢がありますよね。

そして、問題の傾向として

・○○さんはこの後何をするか、このメールの目的は何か

・○○、という単語に似た意味を持つ単語はどれか

・文から推測できる内容はどれか

・~という英文が当てはまるのはA~Dのうちどれか

 

というような選択肢になっています。この中で、

・○○さんはこの後何をするか、このメールの目的は何か

・○○、という単語に似た意味を持つ単語はどれか

というものについては、先に問題を読むことで、いち早く問題を解くことができるため、私はまず本文の前にすべての問題文を読むことをおススメしています。

 

そして、問題はほとんど上から順にリンクしているため、最初の問題は本文の第一段落に、最後の問題は本文すべて読んだ後、もしくは本文の後半に書いてあることが多いです。

 

そういったTOEICのコツが、Part7には不可欠でありますが、同時に英語の長文をいかに早く正確に読めるかがカギとなってきます。

 

これについては、「英語を英語のまま訳して読む」ことが一番です。

 

いうのは簡単ですが、これには多くの英文を読み込み練習しないとうまくできないと思いますので、そういった意味でTOEIC以外も英文を読む習慣をつけることが非常に重要です。

 

ただ、先ほど述べた「問題と本文の位置はリンクしている」という法則があれば、問題を先に読む、段落ごとに読んで正解を選ぶ

 

といったように必要な箇所が見つかれば後はスキップして先に進むやり方で時間を短縮できますので、Part7については「コツ×英語のまま訳して読む」を意識して対策していきましょう!

 

4.まとめ

 

いかがでしたか?

レベル別の勉強法でしたが、まとめると

~600点の人は英語の基礎を文法+単語からスタート

600点~の人は弱点を分析して自分に合った対策を練る

が正攻法となります。私は長文とPart5の正答率が弱いため金フレ(単語帳)で語彙力強化、精読とでる1000(文法書)を使って文法について勉強しています。

 

私の記事を読んで一人でも多く英語に興味を持っていただければとてもうれしいです!

 

私も自己ベストを更新できるように頑張りますので一緒に頑張っていきましょう!

 

TOEIC700点のレベルは?勉強法は?TOEICの試験内容と勉強法をまとめてみた

こんにちは! Renです。

今、日本でもだんだんと英語を使うようになっているきがしませんか?

 

コロナの影響でリモートワークも普及しつつある中、今やインターネットで世界中の人とつながることができるようになったので、今後ますます外国人と話す機会は増えていくんだろうなーと思います。

 

皆さんの中にもグローバルな視点で英語を勉強している、という人も多いのではないでしょうか。

 

私も高校から英語を独学で勉強し始め、大学では英語を専攻し、卒業前にTOEICを受け785点を取得できました。

 

当時は860点を目指していたので、「かなり低かったな…」と落ち込んだ思い出がありますが、今思えば社会人にとっては、700点以上あるとメリットがあると感じます。

 

そこで今回は、TOEIC700点以上取るレベルはどのくらいなのか?また、どんなメリットがあるのか、について書いていこうと思います。

 

 1.TOEICとは

   1-1. TOEICの試験内容

   1-2 他の英語資格との比較

2.TOEIC700点のレベルはどのくらい?

           2-1. 英語力としてはTOEIC700点は基礎ができている証拠

           2-2. 社会人でTOEIC700点はメリットある?

3.TOEICで700点以上取るには?

           3-1.(学生向け)TOEICで700点以上とるための勉強法

           3-2.(社会人向け)TOEICで700点以上とるための勉強法

4.まとめ

 

 

1.TOEICとは

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 「TOEIC」とはどのようなテストかというと、

日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通のテスト。
聞く・読む力を測る TOEIC® Listening & Reading Test と、話す・書く力を測る TOEIC® Speaking & Writing Tests により、4技能(聞く・読む・話す・書く)全ての英語コミュニケーション能力がわかります。

 参照:TOEIC Programとは|【公式】TOEIC Program|IIBC

 

と、公式では説明されています。

主にほとんどの受講者がうけているのはListenin&Readingのテストの事です。

午前と午後に分かれており、午後の部だけで53,539人の受講者がTOEICを受験するため

1回の受験で70,000~100,000人以上はTOEICを受験しています。

 

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2021-3-21午後の受講者数

参考:

公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧|TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料|【公式】TOEIC Program|IIBC

平均スコアはリスニングが330.1点、リーディングが277.7点の607.8点です。

私が在学時に受講していた時は550点前後が平均だったため、ずいぶん平均点が高くなったな、と感じました。

 

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TOEIC 2021-3-21 平均分布

スコアの分布をみると、695点以上が全体の約33%なので、700点をとれる=全体受講者数の3割の中に入るレベル、ということになりますね。

 

そう考えてみると、「700点も意外に悪くないじゃないか」と思いますが、詳しい話については後程書いていきます。

 

1-1. TOEICの試験内容

今回は主にTOEICのListening&Readingの試験内容について紹介します。

文字通り英語を「聴く&読む」の試験となっており、全体2時間の時間の中でListening100問を45分間、Readingを残りの75分で100問の計200問を解く試験です。

 

試験の前半に試験会場でラジカセをつかってリスニング教材を流すため、前半にReadingを解いたり、問題を読むことは禁止されています。

ListeningとReadingの概要について、公式ページの内容をご確認ください。

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Listeningセクション

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Readingセクション

参照:【公式】テストの形式と構成|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC

 

どちらも、後半のPartになるにつれ難易度が上がっていきます。

Listeningについては泣いても笑っても45分という限られた時間しかないため集中して聴いて問題をとく、でよいのですが

 

Readingは75分の中で時間調整をして解いていかないと全問マークすることすらできません…

 

分からない問題は3分考えてわからなかったら飛ばす、などして全問読んでこたえられるだけで、自分の英語力がどのくらいなのか判断することができるでしょう。

 

今までTOEICを受けたことがない、という方は参考書を買って本番のスタイルに慣れておくことをおススメします。

 

1-2 他の英語資格との比較

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さて、TOEICについて概要がわかった段階で、実際にTOEICで英語力を証明できるの?

といった疑問が生まれると思います。

そもそも、日本で受けられる英語試験は

TOEIC

実用英語技能検定(英検)

TOEFL

・IELTS

・GTEC

国連英検

・通訳技能検定

など、実に様々です。

そして、それぞれによって求められる英語力が若干変わっていくため、TOEICで990点取ったからといって「英語が完璧になった」というわけではありません。

 

とはいっても、すべての英語資格のレベル別に、大まかにあなたの英語力はこのくらいですよ、という国際基準が存在します。

 

その国際基準を「CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)」といい、TOEICでとった点数をもとに自分がどのくらいの英語力なのかを判断することができます。

英語力を客観的に判断できれば、TOEICを知らない会社の上司や就職先の面接官にも説明がしやすいと思うので、知らなかった方はぜひ確認しておくとよいです。

 

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CEFR

こちらが対照表なのですが、TOEICで正確に英語力を図るにはListening&Readingだけでは足りないようですね。

 

一方で、IiBCが発表しているCEFRレベルではそれぞれのテスト別に基準が記載されています。

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Iibc CEFR

参照:TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表|【公式】TOEIC Program|IIBC

 TOEICのReading、Listeningのスコアに応じたCEFRレベルが表示されています。

この表からわかる通り、TOEIC L&Rの試験ではCEFRのC2レベルまでに到達することはありません。

ただ、TOEICのレベルがどのくらいなのか?といった指標を最初に知っておくほうが

他の試験と比べることもできるため、知っておくとよいかと思います。

 

C2レベルを証明できるのが

ケンブリッジ英語検定

・IELTS(8.5~9.0)

のみのようです。

C2はネイティブの中でも英語に精通した人や、高学歴の人のレベルとほぼ同じなので、第二外国語としてはB2~C1レベルを目指し、英語を教えたり教員だ、という方はC1レベルであることを証明できると説得力がありますね。

 

 


2.TOEIC700点のレベルはどのくらい?

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TOEICとその他の試験のレベルと指標について理解したところで、次は目指す目標となる「TOEIC700点」が一体どのくらいのレベルなのか、についてお話します。

 

IiBcが公式で表示している表を見る限り、TOEIC700点以上を取得するには

「ListeningもしくはReadingのどちらかがB2レベルであること」が必須となってきます。点数でいうとどちらかが350~400点で、どちらかが300~380点くらいになってくるかと思います。

 

CEFRの指標にのっとった説明を確認してみると、

”自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。
母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。
幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。”

 参照:CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) | ブリティッシュ・カウンシル

 

とあります。簡単にいうと、

・自分の趣味や仕事など、情報が多い内容については英語で内容を理解できる

母語話者とも会話のやり取りができる

・幅広い話題について英文の作成ができる

というのがB2レベルです。

 

つまり、TOEIC700点でいうと、

・よく知る内容であれば、いちぶ聞き取れなくとも内容を理解できる

母語話者とも会話のやり取りができる(L&Rの試験ではSpeakingは測定できないため個人差あり)

・英文を作成する素養がある

 

くらいのレベル感にはなるのではないかと思います。

 

大体センター試験で安定して8割とれるくらいの人であれば、少しTOEICの勉強をすれば700点超えた、という声も上がっています。

【英語の基礎はまんべんなく出来上がっていて、自立した英語学習を継続している】

こういった方がTOEIC700点以上を取得しているといえます。

 

2-1. 英語力としてはTOEIC700点は基礎ができている証拠

 

では、英語力の基礎とは何でしょうか。

英語は主に「単語」「文法」「発音」の3つの要素があります。

いわずもがな、英語の基礎とは、この単語、文法、発音の3要素が欠けることなく基礎知識を持っている、という意味になります。

 

さらにくわしくいうと、単語の基礎知識、というのは

・会話や普段から触れる機会の多い日常語彙3~4000語であれば容易に理解できる

・単語の語源や品詞構造について多少の知識がある

といったところです。そして、文法についてはざっくりいうと高校までに習った文法を概ね理解している。発音は、「th」「ae」など英語特有の発音について理解しているなどでしょう。

 

主にTOEICL&Rでは「単語」「文法」が重要となりますので、TOEIC700点ある方はこの単語と文法の理解はほとんどできる、ということが可能です。

では、700点以下の人はそうではないかというと、半分正解で半分間違いです。

 

なぜかというと、TOEICにはビジネスシーンで多用する単語がメインで、日常会話とは少し趣旨の異なるテストだからです。さらに言うと、TOEICは200問の大量の問題を2時間以内に解き切らないといけない英語の体力と集中力が必要となります。

 

よって、TOEICは英語以外の部分もトレーニングをすることで高得点がとれるテストだといえます。

 

半分正解、といったのは、TOEICで何度やっても600点以上取れない…という方のほとんどは英文法の知識がないか、発音や単語の基礎知識がなくリスニングが聞き取れない、リーディングの英文がほとんど読めない、という場合がほとんどだからです。

 

逆に言うと、それらの基礎知識がある方はほぼ確実に500点後半~600点以上は取得できるため、そういった意味では少し基準を上げてTOEIC700点以上取得していれば英語の基礎が身についている、と判断することができます。

 

2-2. 社会人でTOEIC700点はメリットある?

 

さて、TOEIC700点以上を取得すると英語の基礎は身についていることはわかりました。

ですが、英語の基礎が身についていれば社会人にどう役立つのでしょうか?

 

まずメリットについてお伝えすると、コスパが高い」「選択肢が広がる」といった意味ではかなりのアドバンテージがあると考えます。

 

しかし、そういった情報について調べるとよく

TOEICは英語力を証明するには不十分だ」とか「TOEIC高得点があるからと言って聞いて話せるわけではない」と批評される方の声をよく耳にします。

 

これについて思うのですが、

高学歴だからといってどんな仕事もできる、とか、絶対音感があるからといって楽器の演奏もできて歌もうまい、というわけではないですよね。

 

ただ、高学歴の人ほど仕事をこなす能力を高めていくのに時間がかからない、絶対音感の人ほど楽器演奏の飲み込みが早い、というのは真実だと思います。

 

つまり、何がいいたいかというと、TOEIC高得点も高学歴や絶対音感と同じように

「持っている=英語力が高い」ではなく「持っていることでその人自身の英語の素養が磨かれる」という認識を持っていただきたいです。

 

例えば、「1年海外支部で駐在員として仕事をしてきてください」と言われたときに

・高学歴だけど英語は全くできない

・学歴は高くないがTOEIC700点以上持っており、多少の英会話もできる

という場合、後者の方の方が英語力の向上は可能性が十分にあると思いませんか?

 

仕事以外にも、ワーホリや留学にいって英語力を伸ばす、となった場合にも

TOEIC700点以上持っている人と持っていない人とでは明らかに伸びが違うと思います。

 

さらに、TOEIC730点以上を海外駐在の条件にしている企業が多く、楽天ではTOEIC800点以上が入社条件の一つになっているそうです。

 

これだけ日本の企業で注目されているTOEICですが、実はほかの試験と比べて高得点を取得するのは難しくないといわれています。

 

なぜなら、英検やTOEFL、IELTSのように試験を複数日にまたがず2時間の一日勝負で終わる、参考書が溢れるほどに書店に置いてあるところを見ると、適切に試験対策をすれば高得点をとるのはそれほど難しくはないです。

 

よって、コスパが高く、730点以上をアピールできれば新しい仕事をする可能性も広がるのがTOEICの強みであり社会人の皆さんへの最大のメリットだと思います。

 

3.TOEICで700点以上取るには?

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では、実際にTOEICで700点以上取るにはどう勉強すればいいのか?

この問いは今あなたが社会人なのか、学生なのか、はたまた主婦なのかなど人によってアプローチが異なるため、それぞれおススメの学習法についてご説明します。

 

3-1.(学生・主婦の方向け)TOEICで700点以上取るための勉強法

 

まず、あなたが学生、もしくは主婦で一日にとれる時間が多いのであれば

その時間を2時間~3時間は少なくともTOEICもしくは英語の勉強に充てましょう。

そして、まずあなた自身のレベルの把握が必要のため、参考問題集の問題を一つ解いて点数を確認してみてください。

 

そして、以下の点数別に、700点取得までに必要な時間を概算で出しました。

・0~500点以下の場合

一日3時間(TOEIC+英語の文法や単語の基礎知識の勉強)×30日×半年~1年

540時間~1080時間

 

・500点後半~600点の場合

一日2時間(TOEICの語彙やリスニングなど+文法の学習)×30日×3か月~半年

180時間~360時間

 

この概算だけで分かるように、今の自分がどのレベルか、を知るだけでゴールまでの道のりがどのくらいなのかイメージしやすくなります。

 

なので、おすすめする勉強法として

TOEICの公式問題集を1冊用意し、実際と同じようにテストする

②採点し、自分のレベルを把握

③0~500点レベルの人でリーディングが~350点以下の場合、文法や語彙を重点的に復習する。リスニングが300点以下の場合は発音とリスニングについての参考書で重点的に学習(音読、シャドーイングを含める)

④勉強の合間に公式問題集のテストを受け、本番のテストに対する対策をする

 

といったように、自分にあった勉強法で点数を上げていけば、私はどんな人でもTOEIC700点は越えられると思っています。

 

逆にいうと

①公式問題集でテストもせず、「3か月でTOEIC730点攻略!~」という参考書をかって勉強する

②本番のテストの対策をせず、1日30分程度の勉強のみコツコツ行う

 

こういった勉強法だと、何時間かけてもTOEICの点数は伸びません。

TOEICの点数を上げたいのであれば、本番を想定して、長い時間勉強してもへこたれない体力と精神力も必要なので、学生もしくは主婦の立場を利用して、できる限り1時間半以上はまとまった勉強時間を確保していきましょう。

 

3-2.(社会人向け)TOEICで700点以上取るための勉強法

 

さて、次に社会人の方向けの勉強法ですが、大前提として勉強をする時間を満足に確保できなかったり、仕事以外にもプライベートや家族との時間があるとなおさら勉強時間は取れないのではないかと思います。

 

よって、社会人の方の場合は

・自分が何に対してどれだけの時間を使っているのか

・時間の使い方で工夫できるところはないか

というタイムマネジメントをしていく必要があります。

 

今までの生活を大きく変え、慣れない英語の勉強をしていくのは人によっては辛いと思ってしまうかもしれません。

ただ、そんな場合でもTOEICで結果を残すことができれば、周りからの評価も上がりますし、何より自分に自信を持つことができると思います。

 

「時間がないからできない」というマインドからTOEICのために時間を捻出しよう」というマインドにまず変えることからスタートしましょう。

※このマインドがないと、連日の飲み会、ゴルフなどの接待、家族サービス…考えるだけでも妨害要素は果てしなく存在します。TOEICで自己管理能力も身に着けられるなんて一石二鳥ですね(笑)

 

TOEICの優先度をMAXにできたら、TOEICの勉強自体は学生・主婦向けでお伝えした内容とほとんど同じになります。

TOEICの公式問題集を1冊用意し、実際と同じようにテストする

②採点し、自分のレベルを把握

③0~500点レベルの人でリーディングが~350点以下の場合、文法や語彙を重点的に復習する。リスニングが300点以下の場合は発音とリスニングについての参考書で重点的に学習(音読、シャドーイングを含める)

④勉強の合間に公式問題集のテストを受け、本番のテストに対する対策をする

 

ただ、まとまった時間をどうしてもとることができない!という人や

繁忙期など、勉強できる日もあればできない日もあるということは往々にしてあると思います。

 

そこは、仕事や自分の生活状況に合わせ、柔軟に対応していくのがよいと思います。

 

私の場合は、日中が9時から18時まで仕事で、通勤に約40分かかるので帰宅は19時。

そこからお風呂に入ったり夜食を済ませ、自由時間が20時からのため、20時~22時までは勉強時間に充てています。23時には就寝、翌朝6時半までには起き、出勤する7時半まで勉強の時間に充てています。

そうすると、一日に使える勉強時間は

・通勤、退勤で1時間20分

・帰宅後2時間

・起床して出勤までの1時間半

と断続的ではありますが、約5時間は自由な時間をとれる計算になります。

 

この時間を私は英語の勉強、プログラミングの勉強、読書などの時間に充てるようにして、休日も同じように6時半に起きて午前中は勉強して、午後からゲームしたり遊びに行ったりしています。

 

元々は、自分の時間を気にせず

・通勤、退勤は音楽を聴いて出勤

・帰ったらビールを飲みながらバラエティー番組を見る、ゲームをする

・夜中1時に寝て、朝は出勤ギリギリまで寝る

という生活で、これはこれは楽しい生活でした。

ですが、タイムマネジメントをして計画的に勉強している今の方が充実感が段違いにあるので、絶対にタイムマネジメントをすることをおススメします!

 

残業や休日出勤で勉強の時間なんてほとんどとれない!という方の場合は

・通勤時、退勤時の時間を使えないか
・昼食を外食ではなく弁当にして、食べながら参考書を読めないか?

・仕事をそもそももう少し早く終わらせられないか?

など、考えてみると改善できる点が見つかると思いますので、あきらめる前に行動してみてください。行動する人の前には必ず良い結果が生まれると信じています!

 

4.まとめ

 

いかがでしょうか?

TOEICの700点の取得方法について書いてみましたが、書いてみると英語力よりも勉強の体力を増やすとか、タイムマネジメントをするなど英語以外の点について多く触れていってしまいました。

 

より詳しい勉強法や、700点以上取るための問題の解き方などについては今後詳しく書いていきますので、ぜひ時間も読んでいただけるとありがたいです!

ご一読ありがとうございました!

 

 

 

 

 

英語は学習ではなくスポーツに近い?

 

 

今回は、英語についての考え方について書いていきます。

 

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みなさんは、英語を上達させるために必要なことは何だと思いますか?

 

おそらくここでみなさんが思うのは「勉強」だと思います。

 

でも、私はそうは思ってないです。

英語の上達に必要なのは「強いモチベーション」「ひたすら練習すること」

この二つが最も重要だと考えております。

 

「英語なのに”練習”…?」と思った方。

だまされたと思ってこのブログを読んでいただければ

その意味が分かってもらえると思います。

 

  • 英語学習に必要なこと
  • 英語は教科?それともスポーツ?
  • 英語が練習だと思うわけ

 

英語学習に必要なこと

 

まず、英語の上達で必要なのは「強いモチベーション」と「ひたすら練習すること」だとお伝えしました。

 

強いモチベーションというのは、例えば海外で働くためとか、仕事の昇進で必要、はたまた海外で恋人を作りたい…などでしょうか。

 

こういったモチベーションがないと英語の学習はつづけるのが非常に難しいです。

想像していただきたいのが、

 

「いつまで泳いでも先の見えない海で泳ぎ続けられるか」という状況と

「モチベーションがないまま英語を勉強をすること」は同じなのです。

 

そのため、あなたがどれだけ泳ぐことに自信があったとしても海の先が見えず、泳いでも泳いでも向こう岸につかないような海では途中でおぼれてしまいますよね。

 

それと同じで、モチベーション=ゴールがない状態で英語の勉強を続けたい、というのは大変なので、なんでもいいので目標をもって英語学習を進めていってください。

 

私の場合は、

  • 英語が話せるようになって海外の人と英語でコミュニケーションがとりたい
  • 英語の文書を読めるようになりたい

と漠然と思っていましたが、そう思っているうちは、効率的に学習も進まなかったですし、TOEICのスコアも伸びませんでした。

 

ただ、卒業が近づくにつれ、「こんな点数のまま教員にはなれない!」

と感じ、大学3年次くらいに

「卒業するまでにTOEICで860点以上取る」

という目標を立て、実際にその点数をとるためにどのくらい勉強が必要なのか逆算し

空いている時間はほとんど図書室でTOEICの参考書で学習していました。

 

そうして学習した後にTOEICを受けたら、今まで600点前半だったのが785点まで得点を伸ばすことができました。

 

なので、目標を持つことは非常に大事で、逆に言うと目標がないまま英語学習をするのは無駄な時間だ、と思うくらいでいいと思います。

 

 

英語は教科?それともスポーツ?

 

では、目標をもったとして、英語をどのように学習すべきか、という点です。

 

皆さんが英語を最も学んだのは、自分で独学していない限り

 

義務教育での6年(中学校~高校)ではないでしょうか。

 

そして、苦手意識を持っている人のほとんどが

この義務教育の中で英語を好きになれなかった人だと思います。

 

私は思うのですが、義務教育の中で行われている”英語”は全く意味がないとおもっています。

 

一クラス当たり約30人程度を一度に相手にしなければいけないので

ある程度形式だったものになるのは仕方ありませんが

 

結局は英語の授業の目的が「テストで高得点をとること」にフォーカスされてしまうからです。

 

そして、テストで高得点をとる(もしくは授業をテスト形式に落とし込む)場合、

 

単語の暗記をする、各セクションの文法を覚える自分で日→英、英→日で訳す

などに集約されます。

 

これらの活動はあくまで「英語はこうあるもの」という知識を頭に入れただけなので

本当の意味での英語とはかけ離れていると思います。

 

 

英語が練習だと思うわけ

 

英語とはお互いに会話をするためのツールであり、

コミュニケーションの手段です。

 

それなのに、学校では教科としての英語ばかりを学び、そのツールとしての使い方を義務教育ではほとんど学習しませんよね。

 

これから英語を学ぶ皆さんにお伝えしたいのは

 

 

英語は覚えただけでは使えるようにならない、ということです。

 

 

英語はたくさん話したり、頭のなかで日本語を英語に変換したり、使う練習をすることで初めて上達していきます。

 

私は題名の答えでいうと英語は「スポーツ」だと思っているのですが

英語は教科に置き換えるよりスポーツに置き換えたほうが非常にわかりやすいのです。

 

例えば、プロ野球選手の中で

「バッティングは参考書を読み込んで覚えました」

 

という選手がいるでしょうか?いませんよね。

どんなすごい選手でも何万回も素振りをして、公式戦で何度も打席に立つことで

バッティング技術を身に着けています。

 

英語もこれと同じです。

 

英語を話すときなんか失敗していいんです。

 

失敗した後に「あぁ、こう話すときはこう話すんだ」という気づきを得て、

少しずつアップデートしていけばよいのです。

 

私の場合は大学で英語を専攻していたので、講義は英語で進みましたし、講師もネイティブで信じられないことに日本語をほとんど話せませんでした。

 

そのため、質問したいときはすべて英語だったので、一度質問したいことを紙に書いて

聞いてみるなどして必死に話そうとしていたことを覚えています。

 

特にひどかったのは、Writingの講義をとったときに、その講師が厳しいことで有名で元々オリエンテーション時には5~6名いたのですが

 

実際に講義が始まったときには教室に私しかいませんでした。

 

もちろん講師は日本語なんて全く話せないので授業の進め方やいつテストがあるのかなどすべて英語で話さなければいけませんでした。

 

おまけに厳しい講師だったので最初は「君の話している英語はわかりにくい」と言われたりもしましたが

 

上期が終わるころには「僕は最もおいしいフライドポテトの作り方をしってるんだ!」

と講師の方から話してもらえるようになるくらい英語での会話が上達しました。(笑)

 

今になってもあの経験で「英語は学ぶより使うんだな」と感じることができました。

 

みなさんも、使った数が多ければ多いほど英語は上達していきますので、ぜひ参考書だけで

がりがり勉強している人は「会話の練習だ」と思って一人言をつぶやいてみてください!

 

最後に、海外留学カウンセラーのEFのサイトが私と同じことを話していたためシェアしておきます!

https://englishlive.ef.com/ja-jp/blog/study-tips/why-learning-a-language-is-like-becoming-a-sporting-hero/

 

Thank you for reading everyone!

 

『どんな人でもTOEIC730点は取れる』―私がそう思うわけ

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このブログを見に来ていただいた皆さん、ありがとうございます。

 

このブログでは『どんな人でもTOEIC730点』をコンセプトに情報をまとめていきます。

 

 

私のブログを読んでほしいなぁ…という方は以下のような人です。

  • 学生のころからとにかく英語が苦手。でもできるようになりたい
  • 仕事の都合でTOEICの点数が必要になった。でも英語の勉強をする時間がない
  • 中学英語も知らん!でもこれから英語力を伸ばしたい中高生

 

大きな特徴を3つに絞りました。

 

なぜこの3つに絞ったか、というと英語を上達させるために最も必要な要素がこの中に詰まっているからです。

 

しかし、自分のもつ障害や壁があるために解決ができない人の条件だからです。

 

ある人の例をだしてみますので、こういった条件の人でも「TOEIC730点以上をとれるのか」を考えながら読んでみてください。

 

・勉強はどちらかというと嫌い。ゲームしてたい

・英語は楽しいけど文法が全く分からず暗記ゲー

・過去分詞がなんのことだかわからない

・田舎の普通科でない高校で偏差値は38

・外国人と英語で話すなんて一生できないと思い込む

 

いかがでしょうか?

 

 

結論から言うと、このような人でもTOEIC730点レベルは取得できます。

 

 

なぜそんなことが言えるかというと、これは英語を学習する前の私だからです。

ちょうど中学生~高校2年生のころはこんな感じでした。

 

どちらかというと勉強を継続するのは苦手で、テストが近づいたら一夜漬けをしてしのぐような学生でした(偏差値がほぼないに等しいのでこれでも問題なかった)。

 

ただ、大学進学を機に「英語でこれからの人生仕事していきたい」と英語を専攻し、英語教員免許を取得し、卒業前にTOEIC785点を取得することができました。

 

その間、海外への留学はせず、英会話コースなどにも通っていません。

全て、独学で785点までスコアを上げました。

 

もし、私が帰国子女で英語の素養があったとか、海外留学を1年したら英語ができるようになったのであれば皆さんにとって役に立つ情報はお伝え出来なかったかもしれません。

 

もしくは大学4年あればさすがにそのくらいの点数とれるだろ、と思われるかたもいると思います。

 

…私もそう思います。笑

 

むしろ大学で英語を専攻してTOEIC730点も取れないようでは、4年間何をしていたんだといわれるくらい恥ずかしいのではと思います。

 

ただ、私がお伝えしたいのは「どんな人でも、4年という長い年月をかけずに730点を取る方法があるのではないか」ということです。

 

それと同じく、英語が苦手なかたのほとんどが義務教育の影響で正しい学習法を身に着けていなかったり、自分は英語が苦手だ、という思い込みが抜けない人がほとんどだと思います。

 

なので、今後は

・英語に対する考え方

・英語の学習方法

・おすすめの参考書

TOEICテストの概要

TOEICテストのポイント、高得点取得のコツ

 

について、自信の経験をベースにお伝えします!

 

これから英語を始める皆さんの役に立てば嬉しいですし、すでに英語を勉強している方からのご指摘、アドバイス等も大歓迎です。

 

 

英語を学ぶ皆さんにとって良いものになることを願っています!

 

Hope you will improve English skills by reading my blog!