英語は学習ではなくスポーツに近い?
今回は、英語についての考え方について書いていきます。
みなさんは、英語を上達させるために必要なことは何だと思いますか?
おそらくここでみなさんが思うのは「勉強」だと思います。
でも、私はそうは思ってないです。
英語の上達に必要なのは「強いモチベーション」と「ひたすら練習すること」
この二つが最も重要だと考えております。
「英語なのに”練習”…?」と思った方。
だまされたと思ってこのブログを読んでいただければ
その意味が分かってもらえると思います。
- 英語学習に必要なこと
- 英語は教科?それともスポーツ?
- 英語が練習だと思うわけ
英語学習に必要なこと
まず、英語の上達で必要なのは「強いモチベーション」と「ひたすら練習すること」だとお伝えしました。
強いモチベーションというのは、例えば海外で働くためとか、仕事の昇進で必要、はたまた海外で恋人を作りたい…などでしょうか。
こういったモチベーションがないと英語の学習はつづけるのが非常に難しいです。
想像していただきたいのが、
「いつまで泳いでも先の見えない海で泳ぎ続けられるか」という状況と
「モチベーションがないまま英語を勉強をすること」は同じなのです。
そのため、あなたがどれだけ泳ぐことに自信があったとしても海の先が見えず、泳いでも泳いでも向こう岸につかないような海では途中でおぼれてしまいますよね。
それと同じで、モチベーション=ゴールがない状態で英語の勉強を続けたい、というのは大変なので、なんでもいいので目標をもって英語学習を進めていってください。
私の場合は、
- 英語が話せるようになって海外の人と英語でコミュニケーションがとりたい
- 英語の文書を読めるようになりたい
と漠然と思っていましたが、そう思っているうちは、効率的に学習も進まなかったですし、TOEICのスコアも伸びませんでした。
ただ、卒業が近づくにつれ、「こんな点数のまま教員にはなれない!」
と感じ、大学3年次くらいに
「卒業するまでにTOEICで860点以上取る」
という目標を立て、実際にその点数をとるためにどのくらい勉強が必要なのか逆算し
空いている時間はほとんど図書室でTOEICの参考書で学習していました。
そうして学習した後にTOEICを受けたら、今まで600点前半だったのが785点まで得点を伸ばすことができました。
なので、目標を持つことは非常に大事で、逆に言うと目標がないまま英語学習をするのは無駄な時間だ、と思うくらいでいいと思います。
英語は教科?それともスポーツ?
では、目標をもったとして、英語をどのように学習すべきか、という点です。
皆さんが英語を最も学んだのは、自分で独学していない限り
義務教育での6年(中学校~高校)ではないでしょうか。
そして、苦手意識を持っている人のほとんどが
この義務教育の中で英語を好きになれなかった人だと思います。
私は思うのですが、義務教育の中で行われている”英語”は全く意味がないとおもっています。
一クラス当たり約30人程度を一度に相手にしなければいけないので
ある程度形式だったものになるのは仕方ありませんが
結局は英語の授業の目的が「テストで高得点をとること」にフォーカスされてしまうからです。
そして、テストで高得点をとる(もしくは授業をテスト形式に落とし込む)場合、
単語の暗記をする、各セクションの文法を覚える自分で日→英、英→日で訳す
などに集約されます。
これらの活動はあくまで「英語はこうあるもの」という知識を頭に入れただけなので
本当の意味での英語とはかけ離れていると思います。
英語が練習だと思うわけ
英語とはお互いに会話をするためのツールであり、
コミュニケーションの手段です。
それなのに、学校では教科としての英語ばかりを学び、そのツールとしての使い方を義務教育ではほとんど学習しませんよね。
これから英語を学ぶ皆さんにお伝えしたいのは
英語は覚えただけでは使えるようにならない、ということです。
英語はたくさん話したり、頭のなかで日本語を英語に変換したり、使う練習をすることで初めて上達していきます。
私は題名の答えでいうと英語は「スポーツ」だと思っているのですが
英語は教科に置き換えるよりスポーツに置き換えたほうが非常にわかりやすいのです。
例えば、プロ野球選手の中で
「バッティングは参考書を読み込んで覚えました」
という選手がいるでしょうか?いませんよね。
どんなすごい選手でも何万回も素振りをして、公式戦で何度も打席に立つことで
バッティング技術を身に着けています。
英語もこれと同じです。
英語を話すときなんか失敗していいんです。
失敗した後に「あぁ、こう話すときはこう話すんだ」という気づきを得て、
少しずつアップデートしていけばよいのです。
私の場合は大学で英語を専攻していたので、講義は英語で進みましたし、講師もネイティブで信じられないことに日本語をほとんど話せませんでした。
そのため、質問したいときはすべて英語だったので、一度質問したいことを紙に書いて
聞いてみるなどして必死に話そうとしていたことを覚えています。
特にひどかったのは、Writingの講義をとったときに、その講師が厳しいことで有名で元々オリエンテーション時には5~6名いたのですが
実際に講義が始まったときには教室に私しかいませんでした。
もちろん講師は日本語なんて全く話せないので授業の進め方やいつテストがあるのかなどすべて英語で話さなければいけませんでした。
おまけに厳しい講師だったので最初は「君の話している英語はわかりにくい」と言われたりもしましたが
上期が終わるころには「僕は最もおいしいフライドポテトの作り方をしってるんだ!」
と講師の方から話してもらえるようになるくらい英語での会話が上達しました。(笑)
今になってもあの経験で「英語は学ぶより使うんだな」と感じることができました。
みなさんも、使った数が多ければ多いほど英語は上達していきますので、ぜひ参考書だけで
がりがり勉強している人は「会話の練習だ」と思って一人言をつぶやいてみてください!
最後に、海外留学カウンセラーのEFのサイトが私と同じことを話していたためシェアしておきます!
Thank you for reading everyone!